こんにちは。べこです。
深夜テンションで真面目な話をします。
動画サイトのコメント欄でたまに見かけるコメント。
「推してた頃より進化してる」
「推してた頃と変わらず素敵」
「推してた」って、どこで踏ん切りがつくんでしょう。
今、私は一応2界隈掛け持ちしてます。片方はEBiDANで、もう1つは言わないでおきます。
その前にあるグループを推していたことがあって、そのグループは急速に熱が冷めてそのままモチベが何故かマイナスへとまっしぐら。
「なんで推してたんだろう」って思うこともありました。今はだいぶ持ち直しておすすめに出てきたら見たりしてます。
今、掛け持ってる界隈を、離れようか悩んでいます。
別に、前に離れたグループみたいにモチベがすごく下がったわけではないけど。新曲のCD出たら買うけど。動画も上がったら見るけど。
中高はその界隈一筋だった私には、今のモチベでは「オタク」と名乗る資格がないと思ったりするのです。
もちろん、グッズやCDを買えなかったり情報をあまり追えないオタクを否定するわけではありません。それもオタクの在り方の1つだと思ってます。
でも、あの頃のモチベが無いと、私は「オタク」と胸張って言えないんじゃないかという思いが渦巻いています。最近の悩みです。割と真剣。
中高生のとき、私は「オタク」が最大のアイデンティティでした。
まさに推しがモチベーションの人間で、Twitterで推しの様子を垣間見たりYouTubeで動画を見ることで元気を出してた人間です。
高校生のときは特に、推しがSNS等で触れなければ、その時の流行についていけないような盲目オタクでした。友達と話すときも大概がお互いの推しの話でした。
中学のときには、自分がオタクであることについて作文を書いたらなぜか町の図書館に一時期掲示されてすごく恥ずかしかったりしました。黒歴史。
今のモチベじゃ「オタク」だと名乗れないんです。
でも、「もう推してない」と言う勇気も出ないんです。
こういうのは言えるタイミングで言えばいいと思うのですが、4年くらい推してきただけに、その決断がつくのもだいぶ先のような気がしてなりません。
宙ぶらりんの今の状態が嫌で、Twitterを開くと現在進行形でモチベの高いオタク友達の様子を見ると、少し申し訳ないような感情が湧いてくるんです。
その界隈では数回ライブに行って、そのときにSNSでつながったオタクとリアルで会って話したりして、取引したりして。
名残惜しいんですよね。
今ではその界隈のTwitterアカウントも1日に1回開くか開かないかで呟くのは良くて週に1回。高校時代には通学時に開いて、下校時に開いて、寝る前に開いて動画や情報や自撮りが上がる度にツイートしていたのに比べて、低浮上になってしまいました。
MVが上がっても、「かわいかった~」とか「かっこよかった~」くらいなもので済ませてしまいます。というか、終わってしまいます。「○分○秒の推しが~」とか「錆のあの振りが~」とか、そういう感想が出てこなくて。
1人、部屋でスタンディングオベーションしてたあの頃を思うと、今の私が、推しを「推し」と言い切れないんじゃないかと思ってきています。(部屋でスタオベするのもおかしいけど)
今の界隈と比べてしまうのが嫌で、あんなに輝いて見えてた推しが、キラキラして見えなくなってくるのがすごく怖くて、推しフィルターが剥がれてくるのをじわじわ実感してるんです。
気持ちのどこかに、まだモチベが最高だった頃の私が残っているだけに、推しフィルターが剥がれて前ほどかっこよく見えなくなってきているのが恐怖だし、だからと言ってすぐに好きじゃなくなれるわけでも無くて、やっぱりちょっとは追いかけたくて。
まだ、Twitterの通知はつけてます。情報に遅れることはほとんどないです。
推し事のほとんどをTwitterでしてる私的には、通知切ったら本格的にその界隈のオタクを卒業した、って言おうかなって思ってます。
こんな中途半端な気持ちで推しててごめんね、推し。
きっと1オタクの私の謝罪なんか求めてないんだろうし、届くはずもないけど、高校時代の私の心には常に推しがあったことだけはここに書き残します。それは揺るぎない事実だから。元々飽きっぽい私がこんなに長い期間好きでいられたのは、推しが初めてでした。私の中のアイデンティティとしての「オタク」のほとんどを構成したのは間違いなく推しです。初めて動画で見てから一目惚れして、そこから1週間で公式の動画を片っ端から見漁って、初めてライブに行けたときは、興奮しながら帰りの高速バスでさっき生で聞いたばかりの曲をウォークマンで聞きました。MVが上がればすぐに見て、感想をTwitterに書いて。たまに推しにリプをして。ほんとに楽しかった。
ありがとう、推し。こんなことを言うとオタク卒業するやつみたいだけど、もう少しだけ、オタクでいたいと思います。
深夜のオタクの戯言。ではまた。